2023/11/19
製作2号機を1年以上行い、運用に関して問題がないことを確認できたので、更なるアイデアをつぎ込み、量産型の焙煎機を製作することにしました。
今回はその量産型の試作機を製作概要をアップしていきます。
左:量産型プロトタイプ機
右:当方運用2号機
設計の基本は2号機の思想を受け継いでいます。両機とも「イワタニ 炉端焼き機」を熱源にしているのが特徴です。
量産型の設計思想として
1、上部カバーを排除して一体型とする。
(運用中の2号機は上部カバーが分割するタイプ)
2、制作上の加工工程を少なくする。
3、コーヒー生豆の投入最大重量は500g以上を確保。
4、イワタニ 炉端焼き機を熱源とする。
製作工程は割愛しますが、量産焙煎機の基本形はこのような仕様となりました。
モーター部
左:量産型プロトタイプ
右:当方運用の2号機
(2号機の製作記はこちら)
同型のモーターとギヤを採用
スペック上このモーターで700gの生豆を回転させる能力があります。
「モーター全景」と「ギヤ内部」
ギヤ内部は金属性の部品を使っています。油脂類の塗布が少なく感じるので、当方でグリスを追加塗布しています。
このモーター部はアマゾン購入品とし、部品入手性は良好です。
焙煎機本体内部
セラミックを付着させた網を下部に装着し遠赤効果を狙っています。
このセラミック網のおかげで庫内温度が均一になります。
カゴのスリット部はどうしても、運用中に隙間が生まれ熱が逃げてしまうので、アイデアを絞り出しました。
結果、写真にあります、放熱を防止する板を装着することにしました。
(ドラム装着と同時にスリットを自動に塞ぐようになっています)
回転ドラムを装着した写真です。
ドラム内には生豆が500g入っています。まだ余裕があるので、生豆は増量可能です。加熱はせずに1時間程度回転させて異常確認を実施しました。
この量産型プロトタイプ機は友人のもとへ嫁入りです。
運用に際し、試運転では400gの生豆を深入り焙煎に立ち合いましました。
輿入れ前に設計図として、当機種の各種寸法を採取しているので、次回はこの設計図をもとに「量産1号機」の製作し記事をアップしていきたいと思います。
コーヒー焙煎メインページへ戻る 「スペシャルティコーヒーを安価に飲もう!」
コメントを残す