最終更新日 2022/12/16
そば好きの友人が電動石臼2号機の製作を依頼してきました。
初号機の製作から5年ほどが経過して久しぶりの製作です。依頼主は完全に
3たてそばの虜です。
石臼のメンテ
まずは本体の石臼です。
反時計回りの石臼でした。初号機は時計回りなので、回転方向が違います。
どうも、地域によって回転方向が違うようです。写真はメンテ後です。溝を切り直しました。
外周部はわざと溝を切らずに、すり潰し効果を狙っています。
上石臼です。取り寄せたときは、中心部に鉄製の芯が残っており、撤去に苦労しました。上石臼も溝切りして、メンテ完了です。
メンテの前後比較が出来るように写真を撮っておけばよかったです。
ブログ初心者ですね。
駆動モータ
電動石臼の心臓部がモーターです。
AC100V仕様のオリエンタルモーター+ギヤヘッドの組み合わせで石臼を
下から駆動します。
モーターとギヤヘッドの緒元
・80mm角、100V単相25W級モーター、1250回転/分
・減速比60 1250/60≒21回転/分・・・約3秒で1回転
・出力軸トルク7.5Nm=76kgf・㎝
ホッパー部・タイマーRy部
ホッパーは玄そばを溜める部分になり、タイマーRyによって定期的に石臼へ玄ソバを供給する構造となっております。⇒ 自動連続供給
電源は、AC100V⇒DC12Vへ市販アダプターを活用しています。
中華製のタイマーRYで3秒間隔で0.2秒電磁コイルを動作させます。
(3秒間は閉め、0.2秒開く動作、玄そばによって微調整)
電磁コイルのストロークは10mm、DC12V電源です。
軸
軸は友人へ依頼です。金属加工のプロです。ギヤヘッドの接合部の穴精度はさすが、高速回転はしないのでそこまでの精度は不要なのですが、プロ根性ですね。
穴の内径10mm・軸外径20mm。
下石臼は軸に干渉しないように載せるだけです。自重だけで保持しています。
軸の上部は溝加工していて、上石臼を回転できる構造にしています。
フレームは木製で製作です。
石臼の重量がかかるところは、柱に
コ字型加工して受ています。
ホッパー天板は石臼へのアプローチが行いやすいように、着脱可能にしています。
完成
仕様
・直径1尺の石臼を溝切メンテを実施
・新品オリエンタルモーター
AC100V 25W仕様
・新品ギヤ
減速比60
・連続供給装置とホッパーを装備
アダプターによってDC12V動作
・サイズ、450×450×950mm
(ホッパー部除く)
・モーターと連続供給装置のスイッチ
装備
・天板は脱着可能
(運搬を想定して石臼を取り出せる
仕様)
・下部キャスター付き